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弾き語りの練習が、なかなか進まないな…。
歌うのはまだ良いけど、やっぱりギターを弾けるようにするのが大変。
練習は、つらいよね。
そしたら今日は、もっと楽にギターを弾ける方法や考え方を紹介するね!
本記事の筆者 つむぎです。 ギターとは10年以上の付き合いになります。 アコギで弾き語りをしたいと思っても、思うように練習が進まず困っている人もいるでしょう。 ・「もっと簡単に弾き語りの練習を進められたらいいな…」 ・「練習に時間が掛かりすぎて、正直つらい」 本記事では、そんな方向けに、アコギの弾き語りをもっと簡単にしていく方法や考え方をお伝えします。 参考になれば幸いです。
曲の選定
弾き語りをするにあたって、特に初心者のうちは「フルで知っている曲、かつ、好きな曲」の方が早く完成しやすいです。
逆に、「全く知らない曲」や「一部しか知らない曲」を選曲すると、まず曲を覚えることから始まり、練習する段階になかなかいくことができず、モチベーションが下がりやすいです。
曲の選定もモチベーションを左右することを、意識しておきましょう。
使われているコ―ドは限られている
1曲の中で、使われているコ―ドは無限ではありません。
その証拠として、よく観察すると、同じコードが繰り返し使われていることにも気づくでしょう。
では、今回は「チェリー/スピッツ」を例にとってみましょう。
U-fret(曲のコードが載っているサイト)に記載されているチェリーのコード譜を見ると、1曲の中での使用コ―ドは、C/F/G/Em/Am/Fmaj7/Cadd9/B♭add9のみです。
筆者の手元にあるコード表に、蛍光ペンで丸を付けてみました。
これを見ても、コード全体の中のたった一部であることがわかります。
したがって、この8種類のコードをスムーズに弾ければ、曲が完成するということです。
逆に、「今弾きたい曲に使われていないギターコード」をむやみに覚えようとするのは、無駄な作業にもなる可能性もあるのです。
自分が今弾きたい曲のコードの練習だけをして、効率的に1曲完成させてみましょう!
※今回、参考にしているページは、こちらになります。
チェリー/スピッツ
無理して弾かなくても良いコードもある
ギターコード表を見ると、たくさんのコードがずらりと並んでいますが、実は無理してまで弾かなくて良いコードもあります。
それでは、該当するコードを紹介していきます。
①7コード(セブンスコード)
「C7」のように「(コード名)7」というコ―ドを総称して、7コードと呼びます。
7コードを押さえるのが難しい場合は、「7」を取ってしまっても構いません。
例えば、「C7コードはCコードで代用」ということになります。
Cコードは「ド・ミ・ソ」の音で、C7コードは「ド・ミ・ソ・シ♭」の音で成り立っています。
「シ♭」の音を加えることで、Cコードよりも華やかな印象に聴こえます。
しかし、あくまでお洒落なので、C7をCコードで代用してもOKということになるのです。
7コードは無理に弾かなくても良いことを覚えておきましょう。
②maj7コード(メジャーセブンスコード)
「Cmaj7」のように「(コード名)maj7」というコ―ドを総称して、maj7コードと呼びます。
maj7コードを押さえるのが難しい場合は、「maj7」を取ってしまっても構いません。
例えば、「Cmaj7コードはCコードで代用」ということになります。
Cコードは「ド・ミ・ソ」の音で、C7コードは「ド・ミ・ソ・シ」の音で成り立っています。
「シ」の音を加えることで、Cコードよりもお洒落な印象に聴こえます。
しかし、あくまでお洒落なので、Cmaj7をCコードで代用してもOKということになるのです。
maj7コードも無理に弾かなくても良いことを覚えておきましょう。
7コードとmaj7コードは名前が似ているけど、別ものになります!
ここでは、7コードもmaj7コードも簡略化OKということが
分かってもらえればと思います。
③6コード(シックスコード)
「C6」のように「(コード名)6」というコ―ドを総称して、6コードと呼びます。
6コードを押さえるのが難しい場合は、「6」を取ってしまっても構いません。
例えば、「C6コードはCコードで代用」ということになります。
Cコードは「ド・ミ・ソ」の音で、C6コードは「ド・ミ・ソ・ラ」の音で成り立っています。
「ラ」の音を加えることで、Cコードよりもオシャレな印象に聴こえます。
しかし、あくまでオシャレなので、C6をCコードで代用してもOKということになるのです。
6コードも無理に弾かなくても良いことを覚えておきましょう。
④add9コード(アドナインコード)
「C7」のように「(コード名)add9」というコ―ドを総称して、add9コードと呼びます。
add9コードを押さえるのが難しい場合は、「add9」を取ってしまっても構いません。
例えば、「Cadd9コードはCコードで代用」ということになります。
Cコードは「ド・ミ・ソ」の音で、Cadd9コードは「ド・ミ・ソ・レ」の音で成り立っています。
「レ」の音を加えることで、Cコードよりもオシャレな印象に聴こえます。
しかし、あくまでオシャレなので、Cadd9をCコードで代用してもOKということになるのです。
add9コードも無理に弾かなくても良いことを覚えておきましょう。
⑤分数コード
分数コード(オンコードと呼ばれる時もある)は、下記のように表記されます。
分数コードの表記 ・「/」を使った表記例…C/G ・「on」を使った表記例…ConG
この”分数コード”も簡略化して大丈夫です。初心者にとっては押さえるのが難しい傾向があります。
上記の例であれば、「G」を無視してCコードで弾きましょう。
「左側のコードで弾く」と覚えておいてください。
分数コードが自分の弾きたい曲に出てくると「この曲やめようかな」と敬遠したくなりますが、実際は簡略して良いことを知っておくと楽になります。
余裕が出てきてから分数コードを取り入れていく方が、挫折の防止になります。
「分数コ―ドっていったい何?」と聞かれたら、例えばC/Gの場合は、「Cコード」と「Gコ―ド」の構成音をブレンドしたコードということになります。
(ややこしくしないための、ざっくりした説明であることをご了承ください。)
無理に弾かなくても良いコードのまとめ
上記では、簡略化できるコードを紹介しました。
ギターの練習においては、達成感を持つことも重要です。
「1曲完成した!」という達成感は、今後のモチベーションに繋がります。
コードを簡略化し、曲を完成させるスピードを速めるのも一つの手段として持っておくと良いでしょう。
ただし、上で紹介した7コードなどは、音に彩りを加えてくれるものです。
決して、”覚えるべきコードを増やしてやろう”などという、悪意で存在しているものではありません。
例えば、「ド・ミ」よりも「ド・ミ・ソ」の方が音が多い分、豊かな音に聴こえますよね。
それと同じで、「ド・ミ・ソ(Cコード)」よりも「ド・ミ・ソ・シ♭(C7コード)」の方がより華やかに聴こえるということです。
「演奏を、より華やかにしてくれるコード」というふうに考えれば、7コード・maj7コード・6コード・add9コードの存在意義を感じられ、今までより気持ちが楽になるかもしれませんね。
実は分数コ―ドも、本来は、分数コ―ドならではの「響きの豊かさ」を持っています。
後々、余裕が出てきたときのお楽しみですね!
ちなみに、先ほど例に挙げた曲(チェリー/スピッツ)も、add9コードが2つ使われています。
もし、これを簡略化したら8種類ではなく6種類のコードで弾けてしまいます。
覚えづらいコードは書いてみよう
突然ですが皆さんは、下記のどちらの情報の方が、一般的に頭に入りやすいと思いますか?
A.目で見て覚えようとした情報 B.手を動かして覚えようとした情報
基本的には、Bになります。
手を動かすと、見ているだけのときよりも神経が刺激され脳が活性化し、記憶が定着しやすくなります。
その性質を利用して、自分が覚えづらいコードに関しては「書く」という行為で、覚えるのも一つの方法です。
ただ何も考えずに書き写すよりも、改めてどこを押さえるのかを考えながら書いてみると良いでしょう。
例えばGコ―ドであれば、
「なるほど、6弦は3フレットを押さえて5弦は2レット。そして、1弦は3フレット」というふうに「何弦何フレット」と認識するプロセスを踏み、頭の中を通るようにします。
筆者もギターを始めたてのころに、間違って覚えてしまっていたコードがありました。
最初に間違って覚えると、後々もつい間違って弾いてしまい、「これ、いい加減何とかしたい…」と思いました。
そこで、あるとき、紙に書くとすっと無理なく正しい押さえ方が身に付きました。
それ以降、誤った押さえ方はしていません。
コードのカンニングもOK
アコギを弾いているときに、譜面を見ながら演奏している姿は、決して珍しいものではありません。
実際、ライブやオープンマイクの場でも、よく見る光景です。
なんならオープンマイクのお店では、有名曲の「コード進行」と「歌詞」を書いた冊子を置いていて「ご自身のステージの番の時、自由に使ってください」としているところもあります。
正直な話、これはアコギ弾き語りの特権です。
バンドスタイルでの演奏者が、譜面台を見ながら演奏するのはやりづらいでしょうし、実際、やっている人も見かけません。
「コード進行を暗記して弾けるようになるまで、人前で演奏してはいけない」なんてことは、アコギの場合に関しては全くないのです。
逆に、オープンマイクで、何も見ずに演奏すると「あれ?何も見なくていいんですか?」と他のお客さんたちに聞かれる時もあるくらいです。
「コードを見ながらの演奏でも、演奏として成り立っている。誰かに聴かせるのもOK」とわかると、少し楽になるかもしれませんね!
特に、飛び入り参加可の「オープンマイク」は気楽に演奏できるステージなので、初心者にもおすすめです!
まとめ
1曲完成させるのが大変と苦労していた方も、肩の力を抜いて、もう一度向き合ってみてくださいね。
せっかくアコギを始めても挫折していく方は非常に多いという悲しい現実があります。
でも、「アコギを始めたい」と思ったからには、なるべく楽しみながら練習してほしいと筆者は思っています。
今回の内容が、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
なるほど…
今までよりも、曲を完成させるのが早くなるかも!
まずは簡単な方法を使って、持ち曲を増やしていこう!
その方がきっと、停滞せずにギターを練習できるよ。