アコギに「ナイロン弦」を張って、弾きやすくしてみよう

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はじめ君
はじめ君

アコギの練習をしていると、

指の腹がヒリヒリして痛くなる。

つむぎ
つむぎ

なるほど。

確かに、アコギの弦は太めだから、指への負担がかかるね。

はじめ君
はじめ君

痛みがあると、モチベーションも下がってしまうよ。

なんか良い方法ないのかな。

つむぎ
つむぎ

それなら、ナイロン弦を使うのも、ありだよ!

本記事の筆者 つむぎです。

ギターとは10年以上の付き合いになります。

本記事では、「アコギ練習中の指の痛み」に悩んでいる方に、オススメの弦を紹介します。

使う弦の選択肢が増えることで、アコギ練習が楽になるかもしれません。
よかったら参考にしてください。

ギターの弦について

ギターの弦は、「スチール弦」と「ナイロン弦」に大別され、基本的には下記のように使い分けされています。

・クラシックギター ⇒ 「ナイロン弦」を使用する

・アコースティックギター ⇒ お馴染みの「スチール弦」を使用する

ナイロン弦は、”弦自体が細めでソフトタッチ”という特徴があるので、スチール弦よりも押さえやすいです。

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「ナイロン弦」を使うクラシックギター

基本的にスチール弦を使うことが基本になっているアコースティックギターでも、ナイロン弦を使うことは可能です。

スチール弦での「指の痛み」や「押さえづらさ」に頭を抱えていた方は、これを機に、ナイロン弦を検討するという手もあります。

クラシックギターとアコースティックギターの違い

アコースティックギターばかりを触っている方は、クラシックギター自体、あまり馴染みがないかもしれませんね。
ここで、さらっと違いを見てみましょう。

どちらも全体的な見た目は似ているのですが、弦を固定する「ブリッジ」と呼ばれる部分の作りが異なります。

まず下記画像が、クラシックギターのブリッジ部分です。
ナイロン弦は、柔らかく曲げやすい弦のため、ブリッジ部分に弦を結び付けて固定します。

一方、アコースティックギターは、ブリッジ部分に6つ穴があり、穴に弦を固定する仕様です。

硬いスチール弦を結び付けて固定するのは不可能です。
そのため、「ブリッジピン」という道具を6つの穴に差し込んで、弦を固定するつくりになっています。


アコースティックギターで使われている「スチール弦」は、下記画像のように、端に丸い輪っかが付いているのが特徴です。
「ブリッジピン」と「輪っか部分」が、互いにギュッと支え合って、弦が固定される仕組みです。

このタイプの弦は、「ボールエンド構造」と呼ばれる


クラシックギターとアコースティックギターでは、弦の固定方法が異なるということは、お分かりいただけたと思います。
では、「あれ?ナイロン弦の端には輪っかが付いてないんだったら、アコギでも本当に使えるの?」と思う方も居るでしょう。

確かに、クラシックギターで使われるナイロン弦は、結んで固定する弦のため、端に輪っかが付いていません。
でも、ボールエンド弦でないと、アコギには張ることができませんよね。

そこで、今回おすすめするのは「ボールエンド」且つ「素材はナイロン」という弦です。
これこそが、アコースティックギターでも使えるナイロン弦ですね。

これぞ”アコースティックギターで使える”ナイロン弦

アコギで使いやすいナイロン弦は、こちらです。

①【D’Addario】FOLK NYLON

②【ERNIE BALL】NYLON BALL END

アコースティックギターにナイロン弦を使うメリット

①指への負担軽減

スチール弦でギターを長時間弾いていると、弦を押さえる”左手の指の腹”に、負担が掛かり続けますね。

特に初心者のうちは、痛みが強く、指の腹の皮がむけてくることもあるでしょう。

アコギで使う弦は、そもそも太くて押さえづらく指への負担が掛かりやすいのです。
「自分の指の力が弱いから…」なんてことはないので安心してくださいね。


そういった負担を軽減するのに、アコギにナイロン弦を張ることは有効です。


ナイロン弦を張ると、「ジャキジャキ」という音ではなく、「ポロロン」といった音のイメージになります。アコギの「ジャキジャキ感」を求める方にとっては物足りないかもしれません。

ですが、スチール弦の指の痛みでアコギを諦めるくらいなら、まずはナイロン弦を使ってアコギに慣れる方が、よっぽど良いです。

②防音効果

ナイロン弦は、スチール弦に比べて、音が繊細です。
そのため、響きや音量も控えめで、音量抑制が可能になります。

家で夜に練習するときなどにもってこいですね。

ちなみに、音量抑制されるからと言って、自分自身の演奏が聴こえづらいということは、全くありません。
目の前の人に演奏を聴かせるにも十分な音量です。

③繊細で美しい響き

特に以下の演奏の時には、ナイロン弦を使うことで、スチール弦にはない「柔らかい雰囲気」を全面に出すことができます。
むしろ、「ナイロン弦の方がマッチする」とも言えるくらいです。

・バラードの弾き語り

・アルペジオを多用して弾くとき

・ソロギター

アコースティックギターにナイロン弦を使うデメリット

①スチール弦よりも、少し切れやすい

ナイロン弦は、スチール弦よりも強度は弱いです。
実際に触ったら実感するのですが、少し力を加えるだけでも曲げやすい、もろい弦です。

そのため、ナイロン弦を張るときに、ピンと強く張れば張るほど、両側(ヘッド側とブリッジ側)からの引っ張る力が大きくなり、切れやすくなります。
対策としてはスチール弦を張るときよりも、きつく締め過ぎないように意識して、張ることです。

筆者も一度、ナイロン弦を張って4日後くらいに5弦を切らしてしまった経験があります。
おそらくスチール弦を張るときと同じ勢いの強さで張っていたのが、原因です。

その後は、弦の張り具合を気にしつつ、慎重に張るようにすると、切らすことはなくなりました。

また、演奏中の指の力に注意を払う必要までは、特にないと思われます。
スチール弦で弾くときと同じように弾いてても、切れるようなことはありません。

最初に弦を張るときの強度に注意をすればOKです。

②チューニングの安定に時間がかかる

スチール弦も張り替えたばかりの時は、チューニングが安定しづらいですね。

しかし、ナイロン弦はスチール弦以上に、チューニングの安定に時間を要する傾向があります。

毎日チューニングをして5日~6日ほどで、やっと安定し、それ以降は、弾く前に微調整をすれば良い状態となりました。
安定するまでは気長にチューニングをしないといけないのが難点ですね。

まとめ

メリットもデメリットもある「アコギにナイロン弦」ですが、「スチール弦」と「ナイロン弦」の弾き比べは、意外と面白いです!


スチール弦に慣れている状態で、ある日突然ナイロン弦に張り替えるとそのギャップにびっくりします。「タッチが柔らかい、音が繊細で綺麗…」と感動することもあるでしょう。

逆に、ずっとナイロン弦を使い続けて、ある日スチール弦に変えるとこれまた、音の大きさや弦の太さといったギャップに驚きます。


是非、お試しください♪

おまけ

2022年現在、「アコギにナイロン弦」を始めてから2年ほど経った筆者。
「アコギにナイロン弦」って実際どうよ?という方向けの記事も興味があれば読んでみてくださいね♪

つむぎ
つむぎ

「アコギにもナイロン弦を張ることができる」
と知っておくだけでも、役に立つかもね。

はじめ君
はじめ君

確かに。
どれくらい指の痛みが軽減されるか
試してみようかな!



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