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よく、Fコードが難しくてギター辞めるって言うよね。
押さえるの難しい。Fコード無理…。
初心者泣かせのコードだよね。
指も痛くて…。
けど、もっと楽な押さえ方もあるよ。
本記事の筆者 つむぎです。 ギターとは10年以上の付き合いになります。 私自身もギターに関する悩みをたくさん抱えては、その解決策を見出してきました。 本記事を読むことで、Fコードのせいでギター嫌いになった方が、もう一度ギターを弾きたいと思えるかもしれません。
今すぐバレーコードを押さえられなくてもOK
省略形のFコード
Fコードの押さえ方は、一つだけではありません。指の負担を減らして、楽に押さえる方法もあります。
一般的に「Fコード」として、紹介される押さえ方は、上記の画像、「バレーコード」です。
この「人差し指で複数の弦を押さえ、他の指もフルで使う」押さえ方を、まとめてバレーコードと呼びます。したがって、Fコードは、バレーコードの一つです。
押さえるときに左手に負担がかかり、初心者には敬遠されがちですね。
では、下記のコードをご覧ください。これも「Fコード」になります。 正確に言えば、バレーコードFの省略形です。
よく見てみると、確かに、あの難しいバレーコードver.と押さえる箇所は被っていますよね。
バレーコードほどは、左手にストレスがかからない押さえ方です。
Fコードの壁(バレーコードの壁)にぶつかったら、悩まずに、こちらの押さえ方にシフトしてみましょう。
コードの押さえ方は一つではない
ギターを始めた頃は、「1つのコードにつき、1つの押さえ方しか存在しない」と思い込みがちですよね。でも、そんなことはありません。コードには、それぞれ複数の押さえ方があります。
Fコード(バレーコード)のためにギターが嫌いになってしまうのは、非常に勿体ないことです。
ギターを始めた時は、コードを順番に「C,D,E,F…」と練習していきたくなります。そしてFコードで早々に「ギターは難しい」となってしまうのです。
バレーコードで、ギターのやる気を削がれるなら、まずは省略系Fコードを弾けるようになり、気持ちを鎮めましょう。「ちゃんとFコードの音するの?」と心配もあると思いますが、大丈夫です。
では早速今日から、Fコードを、この簡略系Fコードに頭の中ですべて置き換えてみてください。
教則本やコード表で紹介されていて、最初に目に入ってくるFコードは、基本的にバレーコードですね。
ギター界において「バレーコードをマスターしておくのもギター練習の一つ」という考えが根底にあるからかもしれません。
Fコード以外でも、バレーコードで押さえるコードは今後出てきます。やはり、ギターと付き合っていくには、バレーコードを完全無視はできないということですね。
でも、ここで気持ちをリラックスし、「Fコードでギターを辞める必要は全くない」ということを自覚してください。
そうしてギターに向き合っていくと、ゆくゆく必ずバレーコードも弾ける指になっていきます。
【余談】バレーコードの語源って?
余談ですが、「バレー」って、どういう意味かと思いませんか。「バレーコード」は英語で〔Barre Code〕と書きます。
英和辞書によると、「人さし指を真っすぐに伸ばして(バーのようにして)複数の弦を押さえること」と記載があります。日本語でもおなじみの「バー」という言葉がありますよね。細長い物のイメージで、チョコバー、アイスクリームバー等が思い浮かびます。
確かに、人差し指の部分が、バーみたいに見えてきますね。
ちなみに、バレーコードのことを、「セーハするコード」とも呼ぶこともありますが、一般的に同じ意味で使われています。バレー、セーハは同義と捉えてください。
この「セーハ」という語は、フランス語で[ceja]と書きます。仏和辞書によると、フランス語で「眉毛」という意味です。
語源を辿ると面白いですね。
【バレーコードなし】3つのコードで演奏できる曲
Fコードの壁で、「ギターやめようかな」と思い、疲れてしまった方も多かったことでしょう。上記で紹介した省略形コードも積極的に活用していってくださいね♪
ここでは、休憩がてら、バレーコードなしで弾ける国民的童謡「きらきら星」を紹介します。
Fコードでつまづいて疲れたときだからこそ、1曲弾いて、ギターを演奏する楽しみを味わってもらいたいです。
まずは、ご自身の弾きやすい速さからで構いません。超ゆっくりでも、大丈夫です。
きらきら星
たった3つのコードで弾ける曲。使うコードは、D,E,Aです。
弾き方の解説動画を引用してますので、こちらも参考にしてみてください。
A A D A きら きら ひか る D A E A おそ らの ほし よ A D A E まば たき して は A D A E みん なを 見て る A A D A きら きら ひか る D A E A おそ らの ほし よ
短い曲でも、1曲弾けたら少し自信になるね。
バレーコードが難しいのは当たり前
私たち人間の手は、ギターを弾く仕様には作られていません。
そのため、通常、コードを押さえること自体も難しいことですし、ましてやバレーコードを綺麗に鳴らすというのは最初から上手くできなくて当然でしょう。
手の機能上や構造上、仕方がない事です。
私たちはいつも、特段意識することもなく、手指を使って様々な活動をしていますよね。
「持つ」「つかむ」「書く」「スマホを操作する」「お箸を使う」など、手でやっていることを挙げれば他にもキリがありません。
しかし、ギターを弾くときの手の動きは、普段の生活での手の使い方とは異なります。
正しいコードフォームの形を作って、弦の上に指を置きます。
そして、指板と弦両方に対して、ベストの力加減で押さえてないと綺麗な音は出せません。バレーコード以外でも、最初は難しく感じるものです。
そうすると、複雑なコード代表の「バレーコード」を綺麗に鳴らすことが、いかに複雑か実感できます。ギターは、手指への負担が大きい楽器であることは、認めるしかないですね。
これからバレーコードにも挑戦していく方へ、下記のことをお伝えしておきます。
自分を責めない
バレーコードが上手に押さえられない悩みは誰もが通る道です。
人間の手が、「ギター弾くこと」を想定して作られてない以上、それは仕方がない事です。あなたの能力不足ではありません。
それでも、ギターにチャレンジする自分の素晴らしさに気づいてください。
条件は皆一緒
私たちと全く同じ構造をした「手」「指」を使い、ギターを演奏している人たちが沢山います。
プロのギタリストも、私たちも、手の構造は同じです。
すなわち、諦めずに練習するかしないかだけということです。
失敗しながらも練習していたら、弾けるようになっていくということです。
バレーコードを練習するときが来ても、たくさん失敗しながらたくさん弾いてください。そしたら必ず弾けるようになる日が来ます。
Fコードが押さえられないのは、当然だったんだね。
しばらくの間は、簡略系のFコードも使ってみるよ。
余裕が出てきたら、バレーコードにも向き合ってみたい!
「Fコードでギターは挫折する」という
認識がなくなっていきますように。
Fコードでギターを辞めた友達にも、
このことを教えてあげたいな!