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この前、ステージでアコギの演奏を披露したんだけど…
本番中、演奏を大失敗してすごく落ち込んでしまった。
せっかく一生懸命練習したからこそ、悔しくてさ。
それは落ち込むよね…。
100%失敗を防ぐことは無理だけど、今回は失敗予防法を紹介するね!
本記事の筆者 つむぎです。 ギターとは10年以上の付き合いになります。 ギターを人前で演奏するときに、意図せぬ失敗をしてしまうことは、よくあります。 でも、失敗するとつらい気持ちになってしまいますね。 本記事では、「演奏の失敗を予防する方法」「演奏に失敗したときの対処法」について紹介します。 以下のような方におすすめです。 ・今後演奏の予定があるが、失敗するのを恐れている方 ・演奏に失敗したときなかなか立ち直れなかった経験がある方 少しでも参考になれば幸いです。
【大前提】ギター演奏に失敗は付き物
ギター演奏をする限り、どうしても失敗は付き物です。
どんなに練習しても本番で演奏ミスするなんて、本当によくある話です。
ライブやオープンマイクのステージでの演奏は、多くの人に自分の演奏を観てもらえる機会でありますが、その分失敗したときの精神ダメージも大きいですね。
そんなとき、失敗を引きずってしまうのは普通のことです。
失敗を予防する方法~練習編~
ここでは、できるだけ失敗を予防する方法をお伝えします。
練習時は、下記の点を意識しましょう。
本番を想定したリハーサルをする
本番が近づいてきているときは、ぜひ本番のステージを想定したリハーサルもしてみましょう。
例えば、「間違えたときは最初から弾き直す」等を練習でずっと繰り返していると、どうなるでしょうか。もちろん練習中はそれで構いません。
しかし、いざ本番となれば「ミスった、、でもやり直しもできない…」とそこで思考停止する可能性があります。そうなった場合、その後の演奏にまで悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
そのため、練習の際も「これは本番だ」という想定でのリハーサルも欠かさずにしておきましょう。
本番と同じ体勢で練習する
本番と同じ体勢で練習するのも大切です。
ギターを弾くときの姿勢には、主に以下の選択肢があります。
「立って弾く」
「椅子に座って弾く」
「床にあぐらをかいて弾く」
例えば「本番は椅子に座って弾くのに、普段の練習はあぐらのみ」という場合、いきなり本番で不慣れな姿勢で演奏することになります。
その結果、弾きづらいと感じてしまい、ぎこちないプレイになってしまうこともあるかもしれません。(意外と、椅子で弾くかあぐらで弾くかで感覚が違うのです)
また、椅子に座って弾くときはフットレストがある方が弾きやすくなります。
フットレストは貸し出ししているお店としていないお店があります。
もしご自身がフットレストを必要とするなら、一つ持っておいてギターケースに忍ばせておくのもおすすめです!
筆者は、こちらのフットレストを使っています!
本番のときに演奏する姿勢を意識した練習も、必ず取り入れておきましょう♪
失敗を予防する方法~本番編~
いつも使っている楽器で演奏する
楽器の貸し出しをしているお店もありますが、弾き慣れていない楽器での演奏は、案外難しいです。
ギターは、ネックの太さやフレットの幅、使用弦などがいつもと違うとそれだけで、「弾きづらい」と感じてしまいます…。
自分のギターであれば上手く演奏できるのに、別なギターを使ったばかりに失敗してしまうのは非常に悔しいですね。
そのため、荷物になりますがステージ演奏の時は、手に馴染んだMYギターを使うのがおすすめです。
お酒の量をコントロールする
自分の出番前にお酒を飲むときは、量のコントロールも大切です。
酔いやすい人が多量のアルコールを摂取してしまうと、思った以上に酔いが回り、演奏が上手くできなくなる場合もあります。
緊張を和らげるために演奏前に飲む人もいますが、「程よく緊張がほぐれ、でも演奏には悪影響がない程度」をわきまえておくことが大切です。
ただ、ライブやオープンマイクのときは、お祭り気分で飲みたい気持ちにもなるのもごもっともです。
自分の出番後に飲むのを楽しみにしておくのが、ちょうど良いかもしれませんね!
脱力しておく
ギターを演奏するときの基本は「脱力」です。
力んでいると、普段よりも演奏がしづらくなってしまいます。
緊張しているとどうしても身体がこわばり、自然と力が入ってしまいますね。
自分の出番の前に手をほぐして脱力を心掛けるのも良いでしょう。練習のときに脱力の感覚を掴んで覚えておくのも有効です。
もし、本番前に少しギターを触れるなら、慣らし弾きをしておくのも良いでしょう。
気持ちの余裕を作る
自分の出番が近づいてあまりにも緊張してしまうときは「この際、7割くらい上手くいけばいいか」というようなぶっちゃけた気持ちも、必要です。
自分に無意識に押し付けるプレッシャーを軽減することで、少し気持ちに余裕が出るかもしれません。
「絶対に失敗してはいけない」という気持ちは、より緊張を高めてしまいます。
失敗で落ち込んだときの対処法
失敗を予防する方法は、先述したとおりです。
ただし、失敗を予防していても、失敗することだってあります。
そんなときを乗り切る対処法や考え方が、以下になります。
無理に気分を切り替えようとしない
・「演奏失敗した…練習も頑張って自信もあっただけに悔しい。」
・「なんで本番に限ってあんな馬鹿なミスをしてしまったんだろう…恥ずかしい。」
そんな思いを抱きながら出番を終えるときは、誰だって落ち込みます。
ミスの程度がどれくらいかにもよりますが、程度が大きいほど当然落ち込み具合も大きいでしょう。
そんなとき、無理をして「早く嫌な気持ちを忘れよう」「切り替えなきゃ」と思っても良い結果にはなりません。
もちろん人前で不機嫌な態度を見せるのはよくないので、一度ひとりになって落ち込みましょう。
徹底的に悔しむことも大事です。
演奏の失敗に限らずストレスに感じることがあったときは、「これ以上は落ち込む余地がないところ」まで落ち込むのも大事です。
最大限落ち込んだ後に向かう先は、上方向しかないので、あとは徐々に気持ちが這い上がるのを待てばいいのです。
一人になる場がないときは、周りの人に「さっき失敗してしまったことで、落ち込んでしまった…やらかした…」と言葉にして一通り発散してしまう方がおすすめです。
誰にでも失敗するときはある
人間はロボットではないので、演奏の失敗は、プロでも避けて通れない道です。
そして、楽器をやっていて一度も失敗したことのない人は居ないはずです。
「失敗も演奏のうち」くらいの認識でいましょう。
周りの人は気にしていない
実は、自分の失敗は自分が一番気にしています。
ステージ終了後に、「あー、、めっちゃミスりました…」なんて嘆いている人が居ます。
でも、観ていた側はどこをミスっていたのかもよくわからず「え、ミスなんてあったかな?全然わからなかった。むしろすごく良いステージだったのに…」なんて思うことは、よくあります。
一方で、自分が演奏した曲は自分が一番よく聴いてるので、一つミスをしただけでも痛烈に感じます。
しかし観客側は、演奏の出来具合だけを細かく厳しくチェックしているのではなく、演奏する姿やパフォーマンス、使用楽器なども含めて全体的に観ています。
(もちろん、ギターコンクールなどとなれば、演奏技術も細かく審査されるでしょうが…)
また、もしミスがあったとしても、「ステキな笑顔」や「場を和ませるMC」、「完璧じゃなくても一生懸命演奏する姿」に意外と惹かれることもあるのです。
そしてもう一つ言えることは、観客側は全意識を向けて演奏者のステージを聴いているわけではないということです。
時にはスマホを見たり、演奏者の写真を撮ったり、他のことを考えたりもしています。
したがって、自分が感じている演奏ミスへの気持ちが10だとしても、他の人からすれば1~2くらいのものです。
自分が思っているほど周りは気にしていないことを心に留めておきましょう!
時間が解決してくれる
演奏を失敗したからと言って、何週間も何か月も落ち込むことはまずありません。
これまで演奏で失敗して落ち込んだ経験がある方も、その失敗で何か月もずっと落ち込んだということは、まずないでしょう。
たとえ「あのときのライブは本当に失敗したな…」なんて思い出すことがたまにあっても、何か機会があって思い出す程度のはずです。
落ち込んでいる真っ只中のときはつらいですが、「時間が経てばこのつらさはなくなっていく」ということを理解しておけば、少し気も和らぐかもしれません。
失敗はどこかで活きている
過去の失敗は、意外とどこかで活きているのです。
失敗したときは、ネガティブな気持ちに占領されますが、それも良い教訓になっています。
失敗を過剰に恐れずステージをこなしていくことも、成長するのには必要です。
失敗で落ち込んで、もうしばらく人前で演奏するのは、やめようと思ってた。
でも、失敗の予防法や失敗の捉え方の知識を持つと、
なんだか少し気分が上がってきた。
失敗をトラウマにしてしまうのは、勿体ないもんね。
失敗しながら上手くなっていることも、覚えておいてね。